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長野県松本市 ユニセックス セレクトショップ Simon's&co.(サイモンズ&コー.)

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2017年5月24日水曜日

kiss (or solicitude)


こんばんは。

(1/2)

5/23

ラジオを聴きながら朝食を食べていると、
「今日はキスの日」、と。

どうしてか、
こちらのキスが真っ先に頭に浮かんだ
(もうダメなのかも知れない)。


最近、
やるべき事とやりたい事がパッツンパッツンに詰まった「休日」ばかり。
週休1日では物理的にも精神的にも追いつかず、
他の事をやる余裕も無い。
で、
朝からあれこれを片付けつつ、
それらを一旦脇に置いて、
気分転換(サボタージュ)にバイクで遠出。

峠越えは楽しいけれど、
市街地で30km/hの車列に巻き込まれると、
「自転車で良く無い?」
としか思えない。
それでも、
右から抜いていく様な走り方はしたく無い。
で、
暇に任せて車線の中をウネウネと蛇行。
前を行く車を煽っている訳では無かったけれど、
そう(下品)と思われちゃったかも知れません。

ごめりんこ。

湖の駐車場にバイクを停めて、
ヘルメットとレザージャケットを瞬時に脱ぐ。

爽やかなご夫婦と高校生のカップルが、
ベンチに腰掛け、
楽しそうに会話している。

水辺に近づくと、
「ふれあいひろば」と刻まれた巨石があった。
その平仮名が刻まれた巨石を見て、
人生で初めて「ふれあい」の意味(定義)を考えた。
「交流」で良いのかな?
でも「交流広場」では、
ドレスコードがありそうな硬さがある。

スマホで調べて見たら、
「年代や職業が異なる人間が情緒的につながった関係を形成する事」、と。
でも、
その様に説明して子供に理解して貰うのは、
簡単に言って至難の技ではないだろうか。

もう一丁、
「実際には、抱き合ったり、抱きしめたり、さすったり、
揺すったり、声をかけたり...」。
こちらは実際的というか物理的な気がするし、
子供にも説明し易いけれど、
「ふれあいひろば」がヒッピー時代に戻りそうでもある。

free love

周りを見回して、
ちょっとだけそわそわする。

@諏訪湖


いつ見ても、
この像が何だか分からないんだけれど、


ひょっとして、小柄な相手を

ロックボトム?


水辺に寄れば、
迷惑だと気怠く鳴きながら、
カモたちが(仕方なく鈍く)逃げ始める。

波打ち際に骨と皮。
最終形態。
佐野元春さんの「someday」をこっそり口ずさむ。

こちらはキス、
ではなくフナ。


帰宅してもやる事が待っている。
勿論減らず、
ありがたいことに増えもせず。


3週間前の休日も同じ道を往復した。
帰路、
自宅近くにある大きな病院の前を同じ様にバイクで通った。
通り過ぎ様に、
病院の門前の植え込みに腰を掛けて、
70代くらいの男性が泣いているのが見えた。

帰宅して、
ランチを作りながら、
取り返しの付かない自分の愚鈍さに気が付いた。
何故、
あの時バイクを停めてでもあの男性に声を掛けなかったんだろうか、と。
涙にもいろんな理由があるだろうけど、
場所と相手の年齢を考えれば、
「大丈夫ですか?」のひと言くらいは邪魔にならなかったのではないだろうか。

後悔はいつも遅れてしかやって来ない。


「ふれあい」は広場に限らなくて良いんじゃないだろうか。
もっと簡単で身近であって良いんじゃないだろうか。
例えば、
困っていそうな人に声を掛けたり、
次の人の為にドアを開けてあげたり、
etc, etc.
欧米に行けば、
そういうことをスムースにやってのける人たちに出会う
(勿論人によるけれど)。

優しさにも色んな種類がある。
「格好付けて見えるかも知れない」と考える時点で、
ちょっと自意識過剰かも知れない。

少し前に、
松本市内のお寺の掲示板に、
「心は見えない 心遣いは見える」
と書いてあった。

「ふれあいは心遣いの連鎖」と説明すれば、
子供にだって分かりそうな気がする。
少なくとも、
「交流」よりは。


さて、ここは何処だ?

さいもん

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