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長野県松本市 ユニセックス セレクトショップ Simon's&co.(サイモンズ&コー.)

営業時間 :
月 - 土 : 12:00-17:00
日・祝 : 11:00-17:00
定休日 : 火曜+α

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2016年9月2日金曜日

090116


こんばんは。

18.9 / 30.1 ℃ 晴

夏止まず9月


9/1

early morning

上空の風が強いのか、
纏まりの無い雲。


実際の空の色より、
サングラス越しの空の色の方が綺麗だと思うのは、
やっぱり不自然な事なんだろうか?
もしくは不謹慎な事なんだろうか?
それでも、
カメラにサングラスを掛けてやる術は無し。


バスの中で眠気がやって来るまで本を読む。
「人間なんて野菜だ。俺だってそうだ。
自分がどんな野菜かはわからんが」
などなど、
などなど。
面白い本は終わりが近づくのが惜しい。

一つ目のSAでの休憩後、
昏倒する様に眠る。

二つ目のSAまで後30分という所で目覚め、
持参したサンドウィッチを食べ始める。
30分掛けて食べ終える。

ちなみに、
現代(日本)人の一日の咀嚼時間は合計約30分だそうだ。
僕が1食に要する時間で「平均的な人」は3食食べるという訳だ。
どっちがどうなんだかは分からないけど、
どっちもどうなんだろうとは思う。

二つ目のSAで身体を伸ばす為に歩き回る。
ベンチに腰掛けていた4人の作業員の一人が、
「嫁の遊びたい病が再発した」と困った調子で言う。
残りの3人が、
「てことは、5月以来か?」と問い返す。
お嫁さん情報が綿密にシェアされているのを知る。



バスに戻る。
隣の席に人が居ないのがとてもありがたい。
気になるアーティストをスマホで検索すると、
長野県内でライブがある事が分かる。
そのままスマホでチケットを購入。
バスの車内でライブのチケットを購入したのは初めてだ。
何だこれは?
チケットぴあに並んだり、
指が折れそうな程電話したりしていた時代は、
そんなに昔では無かった気がする。
いや、
そんなに昔だった様な気もする。
昔って何時だ?

思い出して、
日程をフィックスしようとMさんにメールをする
(何だかビジネスマンみたいだ)。
すぐに返答を頂き、
あっさり日付が決まる。

合わせてこちらを教えて貰う。


パラレルワールドは、
選ばれなかった幾多の分岐が織りなす世界だと思えば魅力的だけど、
いざ実際にそこに足を踏み入れてみて、
現実とそれが寸分違わなければどうだろう?
やっぱり幻滅するんだろうか?
それとも、
分母と分子が同じだから「1」なんだと、
諦められるんだろうか。

都庁が見えてくる。
諦めよう、
色々を。


新宿から原宿まで歩いただけで汗が酷い。
夏の東京には出来れば近付きたくない。
誰か代わりに行ってくれないかといつも思う。
でも、誰が?
who?
me?

17SS The Superior Labor
"wanderer"

アウトドアに寄ったitemsが増えた。
キャンプ用というには勿体ない木製キャビネット(7.5万)が、
とても格好良い。

しかし身体から暑さが抜けない。
歩調を合わせた様に、
カメラも気怠いみたいでピントが合わない。

写り込んだY氏


来期で10周年を迎えるTSL。
本物のクロコダイルのzip long wallet(約13万)などが、
anniversary itemとしてstand by
(購入希望の方はご連絡を)。


napのみなさん、
お邪魔しました。

展示会場を後にしても、
暑くて何処に行く気にもならない。
表参道で購入したパンを齧りながら、
行き交う人たちを眺める。
同じ様な人たちが流れ行く。
宇宙人だったら見分けが付かないんじゃないかと思う。

16時頃になって、
何とか動くことの出来る暑さになる。
仕方なく渋谷へ向かい、
レコード屋とCDショップを梯子。
やっぱり実店舗には実店舗の魅力がある。
あれこれと試聴を続ける。
「〜が好きな方に」
と書かれたPOPに従って試聴すると、
「〜」にとても似ていて買う気が起きない。
あまつさえ、
試聴機に入った3作が似ていたりもする。
勿論違いは分かる。
でも全体的なトーンが近い。
で、買う気が起きない。
それでも、
ネットでは買うことの出来なかった、
ラジオで聴き知ったアーティストのCDが売っていたので、
それだけは購入。
訪れる度に浦島太郎感を味わう。
それはそれで悪くない。
というか仕方がない。

それにしても、
どうしてこんなに人が多いんだろう?
あちこちから人が噴出して来る。
俯瞰したら蟻みたいに見えるんだろうか?
でも、
蟻はキャッチはしない。
髪の毛をアッシュに染めない。
テロンテロンのゆったり服も着ない。
アイスクリーム屋に並ばない
(いや、並ぶかも知れ無い)。

まぁまぁ、
どうどう。

新宿まで歩く。

昔読んだ本に、
人間の臓器は4足歩行時から殆ど進歩していない
とあった。
お陰か、
全ての人がハイハイで街中を行く様を時々想像してしまう
(そうなれば、
ラッシュアワーの田園都市線の中は組体操のピラミッドの筈だ。
待てよ、
じゃあ運転手はどうやって運転する?)。

そんなパラレルワールドだってあるかも知れない。
幾らでも捏造出来るんだから。

バスに乗る。
今回も横に誰も座らない。
神様に感謝。

本を取り出し、
パラパラとページをめくる。
想像を絶している。
何もかもを絶している
こういう文章を書く人が居なくなった。
時代なんだろうか?
出来れば墓参りをしたいと思う作家の一人。
もう一人のお墓にも参りたい。
その人も素敵な文体の持ち主だった。
どちらも(差はあるけれど少し品が無くて)ユーモアに溢れていた。
同時に本質を哀しみと慈しみを持って射抜いていた。
気がする。
読み違いかも知れ無いけれど。

バスから降りる。
既に日付を跨いでいる。
帰宅して、
一日を通して我慢していたビールを飲む。
諦めて風呂に入る。

今回もダメだった。
随分前から持ち歩いている疑問に、
またもや答えが出せ無かった。
いつか答えは出せるんだろうか?
それはとても難しい事の様に思える。
でも、
こういう玩具を幾つか持っていると、
人生は時として楽しい。
勿論、時として苦しい。
That's how life goes, isn't it?
(人生とはそういうものだろう?)

風呂から上がり、
もう一本ビールを飲む。
ついでにバーボンを飲む。
本を読み終えてしまう。
夜、自分のベッドで眠れるだけでも、
世の力に対する貴重な勝利だ
そうなのかも知れない。

翌朝の用意を済ませ、
伸びやかに昏倒する。

SIMON

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