こんばんは。
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突然で恐縮ですが、
少しだけ真面目なお話を。
これまでSimon'sでは、
主に"made in JAPAN"のitemを取り扱って来ました。
それでも、
USA、ITALIAで作られたitemを扱った事もありましたし、
NEPAL、MEXICO、VIETNAM、CHINAなどで作られたitemもありました。
「その上で」です。
これまで数件の工場を見学させて頂いた所、
国内の工場で働かれている方は、
日本人より海外の方、
或いは「海外からの技術研修生」が多く従事されていました。
或いは「海外からの技術研修生」が多く従事されていました。
そして、
それらの研修生の就労期間は「長くて3年」で、
「技術が身に付いた頃に帰国してしまう」、
という悪循環が在るのもまた事実。
◇
「"made in JAPAN"を謳った方が箔が付く」
という傾向が厳然と在る中、
数多のbrandが国内工場のスケジュールを押さえようとし、
「工場には針子が足りない」
という声もチラホラ聞こえて来ます。
お陰で、
品質、納期などにおいて、
問題が生じてしまうこともあるようです。
◇
Simon'sで取扱っている殆どのbrandさんは、
独自で工場/工房を有していたり、
または信頼の置ける工場と提携していたり、
独自に職人さんを抱えていたりしますので、
実際的な問題は身近ではありませんでした。
それでも、
"made in JAPAN"と"not made in JAPAN"
を併用せざるを得ないbrandさんもあります。
その最大の理由は、
(経営的な側面は否定できませんが、)
(経営的な側面は否定できませんが、)
「品質と納期のバランス」、
だと思います。
だと思います。
◇
周知の通り、
第一次/第二次産業に従事する人が増える見込みは、
残念ながら高くはありません。
以降、
減ることはあれ、
国内工場が新設されることは、
あまり現実的では無いでしょう。
"made in JAPAN"
をイメージだけで語ってしまうと、
ハリボテの裏側は隠せると思いますが、
現実は上記の通りで、
国内工場で従事されている方々は、
「海外出身者の多いラグビー日本代表」
みたいなものです。
"made in JAPAN"
but
"made by foreigners"
この状態を"one team"と肯定した上で邁進しているのが、
多くの国内工場です。
余談ですが、
デフレ期に、
海外工場の工賃を引き合いに出して国内工場に賃下げをさせ、
国内工場の首を無慈悲に真綿で絞め上げたのは、
残念ながら我々(同国人)です。
その結果、
国内工場(とその後継者)が減ってしまったのも、
悲しいけれど事実です。
残念ながら我々(同国人)です。
その結果、
国内工場(とその後継者)が減ってしまったのも、
悲しいけれど事実です。
私たちは、
余りにも無自覚に、
第一次/第二次産業を蔑ろにして来たのでは無いでしょうか?
と、
大雑把ではありますが、
これが"made in JAPAN"の現在地です。
◇
それでも、
私に中で、
「"made in JAPAN"は世界に誇るquality」
という思いは変わりません。
その中で、
各brandさんが"not made in JAPAN"を選択するのには、
それなりの意図があという事を、
Simon'sは肯定しようと思います。
それでも、
自分の目で見てbrandさんの意向を聞いて、
「濾過」できたitemに限って、
ではありますが。
◇
この様に断りを入れず、
しれっと"not made in JAPAN"を取り扱うことは
私の信条とは反しますので、
長々と書かせて頂きました。
拙い文章で申し訳ありませんが、
ご理解頂ければ幸いです。
店主
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