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長野県松本市 ユニセックス セレクトショップ Simon's&co.(サイモンズ&コー.)

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2023年5月15日月曜日

"woke"


こんばんは。

11.8 / 19.5 ℃  曇/雨

先ずは、
Simon'sからのお知らせを。
明日5月16日(火)は「定休日」です。
ご不便をお掛けするかも知れませんが、
何卒宜しくお願い致します。


ご存知の方も少なくないかも知れませんが、
「意識高い系」に相当する英語は’woke'だそうです。
訳せば、「目覚めちゃった系」くらいでしょうか
(揶揄度合いがやや向上)。
でも、
本当に「目覚めちゃった」ら、
あまりにも大変なことが繰り広げられ過ぎていて、
生きてるのが辛くなる世の中かも知れませんね。

さて、
どのレベルから「意識高い系」と認定されるのか、
全然理解出来ていない前提の上でですが、
Simon'sも細やかながらあれこれに取り組んでいます。

例えば、
店舗おいては、
開店以来ずっと簡易包装を通して来ました。
web storeでのご注文も、
梱包資材に副資源を用いたり、
極力梱包を簡素化する工夫を凝らしています。

その事で、
web storeに不満を記載下さった方が過去にいらっしゃいましたが、
そこに書くくらいなら直接ご連絡ください。
随分と時間が経ってしまって恐縮ですが、
この場を借りて回答させて頂きます。
「不織布の袋はそもそも付属しません」
「レザーのレジリエンスを損なう様な(折り目がつく)梱包はしておりません」

(失礼ながら取り上げさせて頂いた)
上例において何が言いたいかと云うと、
省資源の為の「工夫」も、
受け取る側がその様に捉えてくれなければ、
単なる「クレーム」に終わることもある、
と云うことです。
まぁ、
そこまで行かずとも、
「チープ」な印象を抱かれる危険性は高止まりしたままでしょうね。
それは重々理解しています。

「過剰包装は過去のもの」と、
令和以前に決着が付いたことだとばかり思っていましたが、
見回してみて思うのですが、
どうやらそうではないみたいです。
慣れ親しんだ方は過剰包装こそを「上品」/「洗練」、
だと思う傾向が未だ強く残っているのかも知れません。
残念ながら。

でも、
もっと残念なのは、
「省資源」にプライオリティーを置きながら、
「イメージを損なわない梱包方法」が思い付かないままの
私。


話は少し変わります。

少し前まで、
web storeをご利用の方お一人お一人に、
プリントした納品書に手書きのメッセージを添えていました。
ご利用頂いたことへの感謝を伝えたかったからです。
ですが、
とあるお客様から
「手書きのメッセージがあったので納品書が捨てられない(捨てづらい)」
との意見を頂き、
手書き納品書の同梱を止めることにしました。

これで、
「お一人様あたり1枚のプリント用紙を節約」。

これは事実ではありますが、
素直に喜んで良いのかどうだか、
未だに悶々としています。


話を戻して。

本当は、
何度でも再利用できる梱包資材が物流網内で循環していたり、
マイバッグがあまねく普及していれば、
とは思います。

でも、
現状はそうじゃない。

なので、
ワンウェイの資材は極力減らしたいのですが、
嵩を減らすのが関の山。
そこに対する歯痒さは消えません。
その解消には、
更なる技術革新と広範な意識改革を待つしかない、
のかも知れません。


もう一度、少し話が変わります。

個人的に、
昨年知って酷く落ち込んだのは、
「ファッション産業が世界第2位の汚染産業」だという事実。
正直そこまでだとは思っていませんでした。
ファストファッションの台頭と環境汚染の度合いは、
多分正比例していると思いますが、
そう受け止めている方はそれ程多くないのかも知れません。

たとえ自分では
「永く愛用いただけるちゃんと作られたものを扱っている」
という信念を持ってやって来たとしても、
「ファッション業界」とひと括りにされた時に、
自らの「想い」は「加担」を超えて考慮されるんだろうか?
と少なからず気になります。
もっと簡素に言えば、
「自分は無罪だ」と叫ぶ権利があるのか?と。

私は、
作っている人たちを知っていて、
その人たちを信頼していて、
その人たちの作ったものを信頼していて。
そこに揺らぎは一切ありませんが、
それがそのままエンドユーザーさんに伝わるかは、
勿論、「また別の話」。

"woke"認定とかあったら面白いんだろうか?
「認定」とかになると、
またややこしくなるんだろうけれど。


と、
こんな葛藤を抱えながらやっている服屋もあります。


お求め頂いたものを永く愛用下さっている姿を垣間見たり、
「何年か前に買ったあれ、気に入って今も使ってるよ!」
と言われるの文字通り「励み」になっています。

一人でも多くの人に。
そして、おひとりおひとりに。

演出下手ですが、
たとえ点描画を描いてる様な速度であっても、
そのスタンスをキープできれば、と。


さてさて、
それでは水曜日に。

SIMON

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