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長野県松本市 ユニセックス セレクトショップ Simon's&co.(サイモンズ&コー.)

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2023年7月30日日曜日

日曜日に:230730


こんばんは。

23.0 / 35.9 ℃  晴

今朝、
4歳の娘が突如、
「パパのお店はひょうばん?」、と。
浮かんだ「自虐」が理解できる年齢ではないのだと(何とか)直ぐに思い至り、
お陰で遅くなった返答は輪郭すら持たなかった。

ひょうばん、ね。


ずっと前になるけれど、
「まだblogやってるんですか?
これからは画像の時代( Instagram)ですよ」と言った方がいて、
確かにそうなった
(いや、その時すでに「そうだった」んだと思う、
僕が気づいてなかっただけで)。

その後に、
「これからは動画の時代(Tik Tokなど)」と言った人も。

周りを見渡せば、
上記の発言がある程度以上で的を得ているのが分かる。

だから、
徐々にblogが痩せて行った。
淘汰され始めている分野に注力している自分を客観視したら、
自然とそうなった。
だけど、
その分SNSに注力することも出来ないで来た。
自分の中で余り重みを持たないものに重きをおくことは、
思いの外難しい。

「即座に響くインパクト」と、
「多数の人に届く共感性」。

SNSで大事であろう上2つの要素は、
鶏と卵と同じ。
つまり「因」と「果」はどちらでもあり、
またどちらでも良く、
「ポピュラリティー」だと思う。

ないなぁ、ポップさ。
それがあったら、
生きるのが楽だった時期があったとは思うけれど。

でも、
少なくともSimon'sに通って下さっている方は、
それを僕には求めてないんだと思う。
「今っぽい洗練」も、
「イケてるコーデ」も、
「ファッションリーダー像」も。

だから、
ありがたいことに、
素敵な人たちが来てくれるんだろうと思う。
本当、勿体無いくらいに。


この夏一番後悔しているのは、
大好きなゴーヤを庭に植えなかったこと。

当時まだ3歳だった娘が、
「ゴーヤは苦くてたべられない」と言った為、
断腸の思いで苗の購入を見送った。

で、
少し前に娘と沖縄を訪れた際、
民宿の夕食に出て来たゴーヤをさりげなく娘の口に放り込んでみた。
ちょっと間をおいて、
「さっきのゴーヤだったけど、大丈夫だった?」
と尋ねてみた。
すると驚いた様に目を見開いた娘が、
「うん、もうゴーヤ食べられる様になった!!」と。
そこで生まれた感情は双子。
娘の食わず嫌いが消えた喜びとゴーヤを植えなかった哀しみ。

そんな風な感受性。
そんな風な生き方。

If you don't like my fire, don't come around.
とBen Harperは歌っていた(気がする)。
基本的にそうだと思う。
「誰彼構わず来て欲しい」とまでは思わないので。
それは商売的には良くない思考かも知れないけれど、
取り扱っているのが万人向けの嗜好だとも思っていない。

話を戻して、
「植えなかったゴーヤ」。
これをタイトルにして短編くらい書けそう。

自覚しているのは、
「という生き方だってあって良いんじゃないでしょうか?」
を体現している「ひとり」。

さてさて、
本日は沢山の方にご来店/ご利用頂きました。
どうもありがとうございました。

以降、
毎週日曜日に、
お仕事から隔たった独り言blogをupする予定です。

それでは、それでは。

SIMON

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