こんばんは。
雨が降り続いています。
雨で埃っぽさが無くなり、
湿って澄んだ空気が美味しく感じられます。
その事に、
普段は都市部に仕事などで出張して、
松本に戻った時くらいにしか
空気の美味しさを感じなくなっていた自分を発見しました。
慣れ。
善かれ悪しかれ4年も住んでいるとこうなるのかも知れません。
明後日の定休日は久しぶりの出張。
最近出張する度に、
既に4年も電車通勤から離れているからか、
電車に乗る事に違和感に似た何かをうっすらと感じます。
何線の乗り換えが何処だったかなど、
既に忘れ掛けていたり...。
まぁ、
覚えていなくても日常では困りはしませんが。
(先月、都内の地下鉄で)
関係ない話ですが、
戦前は「地方」に8割、「都市部」に2割の人が住んでいたそうです。
戦後にその数字は反転します。
小津安二郎監督の『東京物語』を観ると、
戦後の核家族化の流れが良く分かります。
長男、長女、戦死したとされる次男の奥さん、三男は「都市部」。
次女は「地方」(地元)。
「地方 : 都会」が偶然にも兄弟間で「1 : 4」として描かれています
(こじつけ的な解釈はさておき、良い映画です。
まだ観ていない方は是非ご覧下さい)。
私個人、
「地方創生」という言葉にはっきりとした違和感を感じます
(特に「創生」に、かな)。
まぁ、此処でそれについて長々と書くのも変なので割愛しますが。
とどのつまり問われているのは、
「都市部」に集中した人口を「地方」に逆流させられるか。
その為に何が必要か。
国として、地方自治体としての施策は勿論必要でしょうが、
全てのレールを国や地方自治体が敷けるとは到底思えません。
そこで重要となるのが、
「都市部」に住んでいる人たちの自発的な「地方」への移住。
その事で「地方」に生じる有機的な反応。
個人的には、
自発的な移住により多くの期待をしつつ、
国や地方自治体がそれらの人々をバックアップ出来れば、と
(具体的な提案が皆無なので、
「雨乞い」みたいな発言かも知れませんね)。
ですが、
人が「都市部」に同じ割合で残ったまま、
「地方」が栄える事は先ず考えられません
(「火を見るより明らかな」発言、ですね)。
思う所は沢山有りますが、
少し長くなりました。
「都市部」から「地方」に移住した私。
「地方」で、
「地方」から、
一体何が出来るのだろうか。
それは私のチャレンジの一つでしたし、
それは今でもチャレンジの一つです。
今の所、
素敵なロケーションで素敵な人たちに支えられ、
楽しく日々を過ごしています。
その事で「何か」が出来ていれば良いなと願うばかりですが、
自分の中にも自分が見える範囲に於いても、
そう簡単には答えは出現してはいません。
今の所。
SIMON
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