こんばんは。
4/21
1:30 am
電気を消した室内を、
執拗に窓を叩き続ける雨音が満たす。
目を閉じれば、
嵐の中に浮かぶ船の船室にいる様な気すらし始め、
お陰で眠りの淵からその底へ落ちられない。
「もうちょっと集中すれば、
想像で船酔いする事だって可能かもしれない」。
馬鹿げた考えをちんたら弄んでいると、
背後から忍び寄った眠りに突然追い越される。
5:30 am
起床
6:30 am
田んぼのあぜ道を歩く。
気温がそこそこ高かったお陰で、
土の匂いも肥料の匂いも結構しっかり鼻に届く。
落っこちたんだろうか、
雨で水かさの増した側溝の底にミミズ。
水中でくねくねと身をうねらせて何処へ行こうというのか。
まぁ、
ミミズにはミミズの都合があるんだろう。
僕には僕の都合があるみたいに。
ミミズの観察を打ち切り、
くねくねとバス停へ向かう。
バスに乗った瞬間、
何故か突然「脳内イントロ・ドン」。
直に「分かった」気がしてyoutubeで答え合わせ。
こういう時、
スマートフォンって便利。
とても。
そんなに好きだった覚えは無いけど、
ちゃんと聴いてみるととても良かった。
CD買おう。
10:10 am
新宿
開店したばかりの高島屋を通り抜ける。
ハイブランドのブティックでは、
海外からの観光の方々が盛んにお買い物
(画的には、「朝からステーキ」くらいのインパクト)。
「ありがとう」、
で良いのだろうか。
広い意味で。
10:50
代官山
新宿から早歩きで40分ほど。
Re made in tokyo japan 15AW展
アウターを含め、素敵なitemが沢山。
ご期待下さい!
再び歩き始め、
三軒茶屋で用事を済ませる。
歩きながら、
あちらこちらで目にする選挙のポスター。
明らかにルックス勝負に出ていると思(おぼ)しき面々も
(穿った見方ですね。御免なさい)。
首都高沿いを戻って行くのは面白みの欠片も無いので、
駒場を通り抜け富ヶ谷へ。
富ヶ谷
美味しい珈琲でひと息。
移動再開。
松濤へ折れる道をわざと間違えてみると、
何故かラブホテルが密集しているエリアに。
昼下がりに通り抜けたい場所では無い。
少なくとも、ひとりで。
渋谷
次の目的地は少し遠かったので、
残念ながら電車を利用。
電車の中で読書に没頭。
4:00 pm
上野
Hender Scheme(エンダースキーマ)さんの新社屋訪問。
素敵な建物。
素晴らしいひとたち。
社名(laicoS)と違って、
アンチソーシャルなイメージは微塵も無い
(逆説的に、それがアンチソーシャルなんだろうか)。
何だか長居してしまい、
大変お邪魔致しました。
みなさんありがとうございました。
上野からJRを利用。
しかし、
電車での読書は何故あんなに捗るのだろう。
実際、
日常的に電車を利用していた時が一番読書量が多かった。
今となっては望み様も無いけれど。
新宿
新宿でやる事をいつも思いつけない。
大体そんなに時間もない。
複合施設内の本屋に立ち寄る。
好きなカテゴリーの本が随分削られ、
コーナー自体が奥の方へと追いやられていた。
それは不当な扱いだと思うし、
とても寂しい。
売れないから仕方がない、
のだろうけれど。
◇
結果的に、
歩いた距離は20キロ弱。
ワークブーツだったからか、
その距離でも足の裏が痛くなった。
スニーカーだったら楽だっただろうな。
歩きながら考えた事、
人と会って話して感じた/考えた事。
建物が時折換気を必要とするみたいに、
人間も時折内側の空気を入れ替える必要があるのだろう。
知らない光景と他人の力を借りて。
11:20 pm
帰宅
強張った身体を解す。
床に腰を下ろし開脚して地面に頭を付ける。
毎日継続しているお陰で両肩も地面に付く様になった
(両腕を広げて大トトロに飛びつく様に地面に抱きつく形)。
それでも、
まだ胸は地面にぺたりと付かない。
研鑽が足りないのだと思う。
あれこれにおいて。
「眠りに追い付かれるまで」
と読書を続けるが、
追い付かれる気配が無い。
諦めて電気を消す。
ほどなくして、
追い抜かれる。
その境目は何時も判然としない。
SIMON
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