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長野県松本市 ユニセックス セレクトショップ Simon's&co.(サイモンズ&コー.)

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2016年4月9日土曜日

4/7,8


こんばんは。

(1/3)

4/7

早朝 大阪


神戸での用事までには時間にゆとり。

体調と相談し、
(断腸の思いで「西北(西宮北口)から」は諦め、)
「岡本から」神戸三宮まで、
強張った身体を解す為歩く。

少なくとも、
スニーカーの中はすぐに「洪水」。

John Mayerの" CONTINUUM"を大きな音で聴きながら、
サクサクと歩を進める。

御影(みかげ)辺りの高級感は、
眺めているだけで十分楽しい。

シンプルだけど高級そうな傘、
赤いマッキントッシュ、踝上のデニム、vansのスリッポン。
そんな出で立ちがとても自然でこなれた綺麗な女性とすれ違う。
何だか、
brandジャラジャラは敬遠される地域なのかも知れ無い。
それでも、
ベンツ/ベンツ/アウディ、
BMW/ベンツ/BMW。
車はそんな感じで、
良くある高級住宅地然。
カマロ/コブラ/ヴェイパー、
とは絶対なら無いところも、
良くある高級住宅地然。

SHOE&SEWNさんの所在地、
王子公園近くをサラリと抜ける
(森本さん、いつか遊びに寄らせて頂きますね)。

当て所なく彷徨っていると2号線に出る。
高速道路の橋脚が立ち並ぶ光景に、
20年前の震災でそれらが倒れた姿を思い出し、
暫し物思いに耽る。

2hで神戸三宮に。
スニーカーもデニムもジャケットもずぶ濡れ。
それでも、
そのまま用事を少々。

その後、
神戸大丸へ。

1Fのトイレから出て来たおばちゃんが、
友人2人に向かって、
「さっき、むっちゃ綺麗な人おんなぁと思たら、
鏡に映った私やったわぁ!」。

最上階のバラクラガーデンにバラの苗を見に行き、
持ち帰るのはやっぱり難しそうだと断念。
一つ下の階でご飯を食べようかと思ったものの、
お気に入りの豚カツ屋さんは中高年で寿司詰め。

仕方なく、
美味しいパン屋さんをハシゴ。

折角来たのだから海が見たいと思い、
雨風強いメリケンパークへ。
あっさりと折りたたみ傘の骨が1本折れる。

強風と雨の中、
渋々カメラを出す。

あれ、
黄ばんだ?
額のマークは何処へ?



神戸の海はあれですよ、
アレアレ


メリパ(メリケンパーク)にカップルが1組も居ないのはとても珍しい。
つまり、
それくらいの天候。
別れ話くらいしか似合わなさそうな類の
(綺麗に前川清さんの歌に戻れそうです)。

それでも、
海外からの観光の方々はお元気。
みなさんポートタワーを激写。

混ざって一枚


新開地まで歩き、
三宮まで歩き返し、
用事と散歩が終了。

会うたびに整形している友人がいるとする。
向こうは常に平然としているけれど、
その分こっちは余計に色々が気に掛かってしまう。
それでも、
友人本人である事に変わりは無い。
それが、
僕にとっての神戸かも知れ無い。

三宮駅のプラットフォームに登る。
懐かしい匂いがする。
決して忘れる事の無い匂いだ。
「それにしても随分臭い青春の匂いだな」、
と思う。

感傷に浸る間も無く、
茶色か紫色かで意見の分かれる阪急電車がやって来る。



my father's place
(おとんの家)

なんや、お前か。


まぁた来たんかぁ。
とりあえず首元撫でてくれてええで。


久しぶりにビールの海を泳ぐ。
おとんと少々。
弟と泥沼で。

兄が居無いのが寂しかったな。
勿論、おかんも。

変な言い方だし、
「そうで無い」方には不愉快かと思いますが、
僕は自分の家族がとても好きです。
勿論、猫も含め。

4/8

関西でも桜がまだ咲いている


この日は結構花粉が凄かった

ハクション
(ハレーション)



左の上腕二頭筋を鍛えている娘

「エイドリアン」


鞄を取り上げられ拗ねる娘


もうちょっと鞄で遊びたかったなぁと
拗ね続ける娘


開き直るまでが恐ろしく早い娘


おとんの家のTVの中で、
御柱祭が生中継。

アナウンサーが、
「長野県民なら誰もが歌える」という「信濃の国」を、
祭りの参加者が拳を突き出しつつ合唱。
振り返った弟に、
「歌えるん?」と尋ねられる。
首を横に振る。

「六甲おろし」、なら。

残念ながら、
発つ時間が来てしまい、
斜面を滑り降りる姿は見られず。

おとんの家を後にする。


電車の券売機の近くに40代中頃の男性と20代の男性

20代の男性「最近膝痛いんすよ」
40代の男性「お前デブやから痛風や!」
20代の男性「そんな事ないっすよ」
40代の男性「お前デブやから痛風や!」
20代の男性「病院行った方が良いんすかね」
40代の男性「お前デブやから痛風や!」

誤解し無いで頂きたいのは、
上記の会話が終始笑顔で行われていたという事。
「ポリティカリーコレクト」とか、
まどろっこしい事は全てなぎ倒して笑いに変える。
それが関西。
周りにいる赤の他人まで笑わそうとしている。
だから声も大きい。

それが関西。


宝塚からやってくる阪急電車には上品な女性が多い(気がする)。
タイトなネイビーのニット、
エアリーな膝丈の水色のスカート、
ネイビーのエナメルのパンプス
(ひょっとしたら、
宝塚歌劇場で何かをご覧になった帰りなのかも知れ無い)。
素敵なコーディネート。
綺麗な女性。

梅田でバスを待つ。
松山行きのバスが目の前に停まる
(一文字違いでえらい違いや)。
そちらに乗ってみたい気持ちでそわそわする。

いつだって選択肢はあるんだと思う。
「勇気」が無いなら、
そこまで大きなものを賭す必要の無い選択肢で始めれば良い。
それでも、
それが積み重なったら「大したもの」になっている。
多分、きっと。

全く自慢にはならないけれど、
僕は結構選択してきた。
(端折るけれど、)
その結果として松本に居る。

そして、
まだまだ選択していこうと思っている。

だって、
先が見え無いのって、
楽しいじゃない。


車窓に、
どこにでもあるような田園風景が広がり、
それが連なる。

格子柄に張る雲を残し、
日が沈んで行く。

心から、
とても自然に、
この国は綺麗だと思った。


夜の松本

金曜夜の歓楽街を通り抜ける。
一人の女性が凄い勢いで近付いてくる。
その動きを目の端で認めつつ歩を早めるも、
笑顔で追いつかれる。
あちら方面のキャッチかと思ったら美容師さんで、
カットモデルを探していたみたいだ。
確かに刈り甲斐がある事は自認してるけれど、
何かを真剣に考えるには少し疲れていたので、
やんわり断り、
車を出して自宅に向かう。

「お持たせ」として頂戴した、
おとんのつくったロールキャベツを温めて食べ、
一息ついてから翌日のお弁当の準備を始める。

戻ってきたんだと思う。

少し気分が清々とした気がする。

どちらかと言えば。

多分。

SIMON

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