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長野県松本市 ユニセックス セレクトショップ Simon's&co.(サイモンズ&コー.)

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2021年10月13日水曜日

zoo


こんばんは。

16.1 / 20.0 ℃  雨/曇


10/12

手が届くくらいまで首を伸ばして、
律儀に近付いてくれたキリンからハーブの様な香り
(ただ食べ物のせいなのかも知れない)。
キリンの頭がこちらに近づくと、
その頭の周りにたかっていた虫さんたちも近づき、
執拗に職質されている気分に。


ゆっさゆっさと次の枝に移ろうかと身体を振るも、
それが上手く行かずに木の幹に戻って来たオランウータン。
上手く行かなかった理由を一生懸命に教えてくれていたけれど、
翻訳不可能。


屋外から室内に戻り、
室内を一周してまた屋外に出る。
で、それを数え切れない程繰り返す。
食事を待つ象の仕草の反復が、
笑えないくらい悲しかった。


動物園に行く度に、
Blanket Jet Cityの「Skunk」の歌詞が頭を過ぎる。

「動物園の動物たちは 何が何だか死ぬまでわからない」

夢遊病者の様に同じ所を掘り続けているヤマアラシ。
柵越しに威嚇し合い続けている二匹のウォンバット。

正しさを考えてはいけないゲームみたい。
だから、
考えるのを放棄した方が良い?
そこがずっと分からない。
で、
保留音だけを脳内で薄く鳴らす。

園内には子供連れの家族が多い。
その次がカップル、
そして女性同士
(動物園で、
男性同士を余り見かけないのは何故だろう?)。

60代のご夫婦とすれ違う。
そういった年齢になっても、
こういう場所に二人で行こうとなるのは、
それはそれで素敵なことの様に思える。

与えられた食事に興奮したのか、
象がけたたましい声を上げる。
パォオーではなく、
パーーーーーーーー、と。
ダムが放水する時の警告音みたいに。


園内には、
「もたれ掛かってアルトを吹く」、
だっけ。
そんなタイトルのついた彫像が何故か在る。
でも、
どうして全裸なんだろう?
全裸で楽器を弾いたことがないので、
そこにあるかも知れない高揚感は未経験。
でも、
それを味わいたくないか?と問われても困るかな。

「夜道では会いたくない人の中の一人」
に認定。


トンネルは人生の苦しみの陳腐化したメタファー。
でも、
大雨の日にはトンネルこそが救いの様に感じられる。

ものごとは立ち位置によって違う意味を与えられる。
全てがそんな具合だから、
「確か」なことがどれくらい「確か」かは分からない。
ある程度の時が経つまでは。


過ぎ去る標識で地名を確認し、
自分の座標軸が分かる。
様でいて、
実際には分からない。
車の速度は地名を記号に変える。
そこに記号内容は伴わない。

見知った光景、
見知った場所に戻ると現実味は増え、
同時に新鮮さは失われる。
でも、
そこには少なからず安心感がある。
戻って来るとはそういうことだと、
昔から言われているのはまんざらでもないらしい。

そんな一日、もある。
こんな一日、もまた。


お休み明けはやる事が一杯。

ご来店ご利用下さった皆さん、
どうもありがとうございました。

今週も、
お近くに来られた方は是非Simon'sへ。
遠方の方とお時間の無い方は、



をご利用下さいませ。


それでは、
今週も宜しくお願いします!

SIMON

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